門司区内の市営住宅へ生前整理に伺いました!

門司区内の市営住宅へ生前整理に伺いました!

生前整理
2023年夏、門司区の市営住宅のお片付けに行きました。
80代のお母様と50代の息子様が約20年間に渡り居住していたお部屋です。

この春、お母様は、自室で転倒されました。
腕を骨折され、手術→リハビリ→療養を重ねましたが、ご自宅に戻るまでの回復が得られず、市内の介護医療院へお一人で入居されることになりました。
マメ知識
介護医療院とは、長期的な療養が必要な要介護者に対して医療ケアや介護サポート、生活支援を行う公的な介護保険適用の施設です。
お一人になった50代の息子様は生来、体が弱くお母様と二人三脚の生活でした。
50代の息子様と80代のお母様とが、同じ施設に入居されることは、とても難しく、やむなく息子様は、お母様とは別の施設に行かれることとなりました。

そこで、担当のケアマネージャー様からキシカワへ『長年二人暮らしをしていたが、親子別々の施設生活となる為、部屋にある全てのお荷物を処分してほしい!』とご依頼が入りました。
施設に持ち込めるわずかな身の回り品と、思い出の品々を、ヘルパーさんやケアマネさんが選び、それぞれの施設へお届けすることになりました。
お荷物搬出当日、この部屋に住んでおられた、お母様と息子様の立会いは叶いませんでした。

【関係者の皆様のご尽力】
このお二人の生活には、多くの方々が関わり、長い期間ご支援を受けておられました。
かかりつけのお医者様、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、デイサービスやショートスティ施設のスタッフさん、日常の生活動作を補助する福祉用具を調達する方、役所の方々、皆様が応援団でした。
応援団の皆様は、何度も話し合いを重ね、親子二人の生活がこの団地で、なんとか再開できないものかと検討されました。
しかし、高齢者で身体障害のあるお母様と、まだ50代でお若い虚弱な息子様とが二人一緒に入居できる施設、日常生活の延長線上で、まるごとお世話して頂ける安心・安全な施設は、残念ながら、見つかりませんでした。
介護用電動ベッドの移動
福祉用具屋さんによる、お母様が使用していた介護用電動ベッドの解体、引取り。
【介護用電動ベッドの解体前】

【介護用電動ベッドの解体後】

整理業のキシカワ 作業の様子
お二人が届けて欲しいものについては、何度もケアマネージャーさんに確認をして頂きました。
【作業前】

【作業後】

【作業前:台所】

【作業後:台所】

市営住宅でしたので、現況復帰作業と簡易清掃を行い終了しました。
ある日突然、少しつまずいて転けてしまったコトで、普通に暮らしていた日々が、激変してしまいます。
これからのお二人が初めて暮らすそれぞれの施設で、安全で安心して日常生活が送れるよう願いつつ、ケアマネージャーさん方と共に、トラックを見送りました。

整理業のキシカワより
今回の作業を通して、我々キシカワスタッフは、関係者の方々から、多くを学びました。
誰にでも起こりうるチョットした転倒が思わぬ事態へ変化すること、又、関係各署の方々が、あらゆる方法で、市営住宅に住む親子二人の生活に、ご尽力されている事を知ることが出来ました。
キシカワでは、居住されていた方の想いや関係者の方々のお仕事内容をも理解しながら、お片付けの目標を皆様と共に達成して行きます。
地域社会におけるひとつの社会資源として「整理業のキシカワ」を活用していただき、皆様が安心してより快適な生活が送れるよう貢献したいと思っております。

どんなに小さな不安やお悩み、またご要望など、お気軽にご相談下さい。

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